認知症の症状を和らげ、日常生活を送るための能力を維持し、ご家族の介護負担を少しでも軽減できるように専門のスタッフが治療や看護、介護、リハビリテーションなどを総合的に行う認知症専門のデイケアです。
お一人お一人の状態や症状に応じたプログラムを提供することで、認知症の進行を抑制し、心身機能の維持・改善を図ります。認知症を抱える方が自分らしく地域で生活できるように、そしてそれを支えるご家族が安心して過ごすことができるように支援いたします。
精神科医、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、公認心理師など多職種による専門のスタッフがチームを組んで手厚いケアを提供いたします。
機能回復訓練、リアリティーオリエンテーション、音楽療法、回想法、認知リハビリテーションなど様々なプログラムを通じて心身の健康を支援します。
加齢により筋力や体力が低下してくると生活全般にわたる活動性も下がり、運動機能だけでなく、意欲や自信が失われたり、夜間の睡眠に影響がでたりすることもあります。機能回復訓練では、利用者様の状態に合わせて歩行訓練や筋力トレーニング等を行い、身体機能の回復・維持・改善を図ります。
認知症になると、今日は何月何日なのか、今いる場所はどこなのかといったことが分からなくなり、不安を感じたり混乱してしまう場合があります。リアリティオリエンテーションは「見当識訓練」とも呼ばれ「今日は○月○日、日差しがまぶしく暑い一日になりそうですね」等現実感覚を実感できるような情報を提供・共有することで不安を和らげたり安心するうえで有用です。
回想法とは、数名のグループで昔の懐かしい品物や映像/写真などに触れたりしながら、各々の体験や思い出にちて語り合う心理療法の一つです。昔の記憶を思い出して言葉にまとめたり、他の人の思い出話を聞いて刺激を受けたりすることで、認知面が活性化されるだけでなく情緒面での安定がもたらされます。
音楽療法とは、音楽を聴いたり歌ったり等、音楽のもつ特性を活かして行うリハビリテーションです。好きな音楽に触れることはそれだけでリラックス効果をもたらしますが、懐かしい音楽を聴くことによる回想があったり、リズムに合わせて口ずさむことが発話の機会となり口周りの筋肉を使う事で嚥下機能の向上にもつながります。
運動は心身の機能維持・向上に効果的であり、認知症予防や認知機能との相関も指摘されています。花みずきでは、ご高齢の方でも気軽に楽しく取り組める軽スポーツを行っています。観戦するだけでも笑顔がこぼれるくらい盛り上がることもしばしば。ぜひとも参加してお楽しみください
間違い探しやカードを使ったゲームなど、楽しみながら認知機能を活性化できる取り組みを個人やグループで行います。取り組む課題は難しいことである必要はなく、やり慣れたこと、取り組めそうなことを各々のペースでやっていただくことを大切にしています。